センバツ高校野球(19日開幕・甲子園)に出場する不来方(こずかた・岩手)のエース右腕・小比類巻圭汰主将(3年)が先発し、3回5安打3奪三振2失点(自責0)とまずまずの投球を見せた。

 8日の対外試合解禁以降、3度目の登板で実戦感覚を取り戻すのに集中した。9回に同点2ランを放った菊池康太捕手(3年)とともに2度の盗塁を阻止した小比類巻は「走者を出してからのセットポジションが良かった」と振り返った。課題の守備では5失策だったが「いつも通り」と気にもしていない様子。「徐々に本番に向けて気持ちは高まってきた」と23日の静岡戦に向けて焦点を合わせた。