第89回選抜高校野球(19日開幕・甲子園)に出場する札幌第一(北海道)が16日、甲子園練習を行った。春夏5度目の出場で初めて打撃練習を実施した。

 選手は30分の持ち時間の半分を使い、本番会場で気持ちよくバットを振った。菊池雄人監督(44)は「守備だけだとどうしても緊張感が残る。打撃も行うことで、甲子園で楽しく野球をする雰囲気が作れたと思う」と話した。マウンドで投球練習を行ったエース左腕の冨樫颯大(3年)は「改めて気持ちが入ってきた。昨年はスライダーが甘く浮いて打たれた。あれから1年、変化球を低めに投げることだけを考えてきた。今年は勝ちたい」と闘志をみなぎらせた。