第100回全国高校野球埼玉大会(7月7日開幕)の組み合わせ抽選会が20日、行われる。記念大会で、県内を南北2地区に分けて行われる。

 84チームが参加する南埼玉大会は、浦和学院が軸となる。190センチ右腕・渡辺勇太朗投手(3年)を中心とした投手陣は、故障者が多く出た1年だったが、本来の能力は県内屈指。野手も1年時から主軸を務める蛭間拓哉外野手(3年)を中心に、プレー1つ1つへの集中力が高い。万全ならば本命だ。

 県内で3季連続4強の山村学園は、野邨(のむら)祐樹外野手(3年)を中心にしたアグレッシブな攻撃が売り。左腕・和田朋也投手(2年)は今春、浦和学院に9回1失点の好投を演じた。

 市川越の左腕・和田光投手(2年)は昨秋、浦和学院を7安打完封。右腕・太賀龍丈(たいが・りゅうと)投手(3年)との2枚看板で挑む。山村学園、市川越に、選手層の厚い川越東も含めた川越勢3校は、優勝を狙える力がある。

 埼玉栄の最速146キロ右腕、米倉貫太投手(3年)もラストイヤー。万全の状態で臨みたい。聖望学園やふじみ野、狭山ケ丘も実力は十分。浦和実の最速140キロ左腕・英(はなぶさ)真太郎投手(3年)は他校も警戒する存在だ。