福岡県新宮町の県立新宮高校(福岡敬介校長)で5月、野球部監督の男性講師(36)が、3年の男子部員(17)の顔を数回殴り、鼓膜を破るけがをさせていたことが7日、分かった。講師は体罰の責任を取って依願退職した。

 同校によると、講師は5月16日午後3時半ごろ、グラウンド整備がきちんとできていないとしてレギュラーだった男子部員を注意した際、平手で顔を殴った。男子部員は痛みを訴え、病院で鼓膜が破れていることが分かった。

 講師は「指導が行き過ぎた。反省している」と話したという。同校は今年の全国高校野球選手権大会福岡大会に出場、2回戦で敗れた。