日本学生野球協会は4日、審査室会議で高校13件、大学1件の処分を決め、高校7校に対外試合禁止処分を科した。部員4人による部内での暴力や喫煙などが判明した福岡第一は8月11日まで3カ月の対外試合禁止となり、夏の甲子園を目指す全国高校選手権福岡大会への出場が不可能になった。同校は既に同大会への出場を辞退している。

 以前に他校で謹慎処分を受けながら、再び部員に暴力を振るった賀茂(広島)の監督は2年間の謹慎。足利南(栃木)で入学前の中学生を練習試合などに出場させた監督は1年間の謹慎処分となった。

 対外試合禁止処分を受けた高校は次の通り。

 足利工大付(栃木)4月22日~5月21日=部員の部内暴力▽浦和北(埼玉)5月11日~6月10日=部員の部内暴力、いじめ▽波崎(茨城)5月9日~6月8日=部員の部内暴力▽新座柳瀬(埼玉)5月9日~6月8日=部員の部内暴力▽水戸農(茨城)5月27日~6月26日=部員の金銭強要▽浜田水産(島根)5月14日~6月13日=部員の部外暴力▽福岡第一5月12日~8月11日=部員の部内暴力、喫煙