<高校野球福島大会:聖光学院5-0いわき光洋>◇26日◇準決勝

 聖光学院がエース歳内宏明投手(3年)の15三振を奪う力投で決勝進出。県内無敵の公式戦60連勝とし、5年連続の優勝へ王手をかけた。歳内は1回1死一、三塁のピンチを切り抜けると尻上がりの快投。日本ハム、ソフトバンク、阪神、横浜の4球団スカウトが見守る中、最速143キロ直球と、自ら「生命線」と話すスプリットボールに、新球スライダーを織り交ぜ2安打完封した。「序盤は調子が悪かったけど、徐々に良くなりました。三振の数は気にしていません」と淡々と話した。2年連続の甲子園のマウンドまであと1勝だ。