春日部共栄で80年の野球部創部から指揮を執り、45年目となる本年度限りで勇退する本多利治監督(66)が25日、春季埼玉大会初戦で白星発進した。川口工に6-0で完封勝ちし、春季大会では2年連続初戦敗退だったが、3年ぶりに2回戦へ進出した。

同監督は「監督のためとか一切考えなくて良いから、とにかく笑顔でプレーしてほしい」と思いを明かした。2安打3打点で勝利に貢献した、指揮官が大黒柱に挙げる4番平尾拓翔内野手(3年)は「自分たちが最後の代になるので。優勝してやろうっていう気持ちでやっています」と目を輝かせながら話した。2回戦は27日に坂戸と対戦する。