遠軽(北海道)が21世紀枠で選ばれ、春夏通じて初の甲子園切符をつかんだ。1967年(昭42)夏と70年春に出場した網走南ケ丘を抜き、日本最北端の代表に。

 決定の瞬間は人口2万2000人の町に、花火が上がった。夏の北北海道大会では過去4度準優勝。町内施設の除草など地域貢献活動や、厳寒の地での雪上練習などが認められた。柳橋倖輝主将(2年)は「僕たちの元気なプレーで恩返ししたい」と、あこがれの地に思いをはせていた。