<高校野球福島大会:日大東北3-2磐城>◇19日◇3回戦◇開成山野球場

 日大東北がサヨナラ勝ちで4回戦進出。1点を追う9回裏、先頭の9番遠藤拓夢(3年)が左超えソロ本塁打を放ち同点。そこから1番真部航大(3年)が二塁打で出塁し暴投で三塁まで進み、2番落合滉樹(2年)の右犠飛で試合を決めた。

 公式戦初本塁打がサヨナラを呼ぶ貴重な1発になった遠藤拓は「最後の打者になるかもしれないと一瞬頭をよぎったけれど、思い切り振ってよかった」とうれし泣きした。

 3回からは最速147キロのプロ注目右腕・大和田啓亮(3年)が2番手で登板。7回78球を投げ、1安打無失点の好投を披露した。この日最速は139キロも「立ち上がりも良かったし、低めに投げられたので十分だと思います」と話した。次戦は学法福島と光南の勝者と対戦する。