春季九州高校野球は19日に開幕する。昨夏の甲子園出場校の東福岡が、01年秋以来の九州大会で2年連続夏甲子園切符へ弾みをつける。昨夏はバッテリーはじめスタメン中2年生が7人という若いチームで甲子園に出場。1勝を挙げた。しかし、本命視されていた秋の福岡大会では南部大会で準優勝。3位決定戦で敗れ九州大会出場出場を逃し、夏春連続甲子園の道は絶たれた。「僕たちは夏も勝ったから秋も勝てるという過信があったのだと思います」と熊谷太樹主将(3年)。甲子園に出たという実績を捨て、全員で一から出直しを誓った。

 昨年の主力は春もレギュラーで活躍する。夏の連続出場が全員の目標だ。「いろんなチームと対戦して夏へのいい経験をしたいです」とエース小原亮哉(3年)。同じパートにはセンバツ優勝校の沖縄尚学(沖縄)もいる。強い相手と対戦して夏への大きな糧にする。