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駒苫打線爆発でコールド勝ち/高校野球

<高校野球・春季北海道大会:駒大苫小牧10-0室蘭大谷>◇15日◇室蘭地区3回戦◇苫小牧緑ケ丘

 春V3へ死角なし!! 駒大苫小牧が投打に室蘭大谷を圧倒し、室蘭地区の代表決定戦に駒を進めた。初回、2回と好機を生かせなかったが、3回に主将の4番真田大輔右翼手(3年)の2ランなどで3点を先取。4回には7長短打を集中、大量7点を奪い、10-0で5回コールド勝ちした。昨年の「走塁」に今年は「打力」がプラスされ、攻撃の幅はますます広がった。新体制になっても王者は依然強い。

 苫小牧東との13日の初戦(3-1)では硬さがあった駒大苫小牧だが、2戦目は本来の強さを見せつけた。3回裏、室蘭大谷のエース山下祥平(3年)を真田が左越え2ランでKO。4回には7長短打を集中して大量7点を奪い、計10点。甲子園出場もある強豪をまったく寄せつけず代表決定戦進出を決めた。「今日は地に足をつけた試合をしてくれた」。茂木雄介監督(27)も会心の試合にご機嫌だ。

 例年新チームづくりは遅れるため、スタート時はさほど強くない。歴代の主将は「一番弱いつもりでやっている」と言ってきた。だが駒大苫小牧には「進化」がある。一冬といった長いスパンだけではなく、1日たつと進歩している。今回もちぐはぐさをのぞかせた初戦から、中1日できっちり修正してきた。

 高校通算20本目の本塁打を放った真田は、右肩を意識して上げるティー打撃を100球以上こなし2戦目に備えた。初戦で「内角を打つ時に左肩が上がる癖がある」と気づいた点を改善した。チームも初戦の4失策の反省から、学校に戻り、すぐ守備練習に取り組んだ。前の試合の反省を忘れず次の試合には修正して臨む。これは駒苫の伝統でもある。真田が本塁打を放ったバットは、今春卒業した先代の4番佐藤拓真さん(現道都大)から譲り受けた。意識も、道具も-。脈々と引き継がれる強さが駒苫にはある。

 茂木監督は「一昨年のオフは走塁を重点的に取り組ませたが、今のチームはバランス良く練習を重ねてきた」という。雪上ノックなどから守備重視と思われがちだが、このオフは打撃にも同じように取り組み「前のチームの走塁を受け継いで、打撃はそれ以上を目指している」と、2打数2安打の大塁進遊撃手(3年)。95年東海大四以来3校目の春3連覇へ、死角は見当たらない。【本郷昌幸】

 [2008年5月16日10時0分 紙面から]


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