上尾24年ぶり甲子園に王手/北埼玉大会
<高校野球北埼玉大会:上尾7-2春日部>◇23日◇準決勝
北埼玉の古豪上尾が24年ぶりの甲子園にあと1勝と迫った。公立対決となった春日部相手の準決勝を7-2で快勝した。
上尾ナインにプレッシャーはなかった。1回から仕掛けた。4番芳賀直樹(3年)が1死一、二塁の場面で先制の右前適時打を放った。「変化球を待っていました。チャンスに1本打つのが仕事。はずみをつける一打になってよかった」と振り返った。
その後も効果的に追加点を挙げた。4回にエース金丸諄(3年)の三塁打を足掛かりに2点を奪うと、6回には四球、暴投、失策に2つの安打を絡めて3点を奪い、勝負を決めた。金丸は10安打を浴びながら、直球を主体にピンチを切り抜けた。7回を2失点に抑える粘投だった。
春夏あわせ7度甲子園に出場。古豪と呼ばれるが、鳥居俊秀監督(33)は今春就任したばかり。「技術では私立に勝てない。体力面を鍛えて戦えるようにしないと…」と大幅に強化メニューを増やした。それまでの約2倍。1時間走や、ポール間ダッシュ20本、15分間エンドレスリレーなど。この日5打数4安打2打点と大暴れした安斎優人内野手(3年)は「後半になってもバテなかった。集中力も途切れないで、最後までやれた」と、練習の成果を口にした。
試合前、上尾ナインはこう誓い合った。「関根(伸晃=3年)に甲子園で4番を打たせてやろう」。3回戦終了後に右すねの疲労骨折が判明した4番だ。仲間は「チャンスで信頼できるやつ」と口をそろえる。あと1勝して24年ぶりの甲子園をつかめば、4番が復帰して試合に出られる。そのためにも25日の決勝戦は負けられない。
[2008年7月24日10時19分 紙面から]
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