日本学生野球協会は25日、審査室会議を開いて47件(高校45、大学2)の処分を決めた。部内暴力が発覚し、2年生部員8人が書類送検された東北(宮城)は9月14日から6カ月の対外試合禁止となった。同校ではこの日、小沢洋之部長と五十嵐征彦監督の辞任、我妻敏コーチ(26)の監督昇格、河西利明副部長の部長就任を発表した。

 今回、最も重い処分を受けたのは東海学園(愛知)で、10月24日から1年間の対外試合禁止となり、来夏と10年春のセンバツ出場が不可能になった。部員12人の自転車窃盗、万引、喫煙、賭けトランプなど度重なる不祥事が明るみに出ていた。計14校が対外試合禁止処分を受けた。指導者では部内暴力があったPL学園(大阪)の監督(当時)に8月18日から、智弁和歌山(和歌山)の監督(当時)に9月9日から3カ月の謹慎処分が科された。