第81回選抜高校野球(3月21日開幕、甲子園)の出場校が23日、選抜選考委員会で決定し、東北大会優勝の光星学院(青森)の出場が決まった。

 吉報は午後3時10分、山西幸子校長に入った。校舎中庭に集合したナインに告げると、ナインは歓声を上げ、エースで主将の下沖優樹(2年)を胴上げ。帽子を投げ上げて喜びを爆発させた。下沖は「長かった。やっと実感がわいた。センバツではまず1勝」と声を弾ませた。

 3月7日から1週間、野球部初の沖縄キャンプを行うことも決定した。2月はチームプレーに磨きをかけ、3月は宮古島、那覇で仕上げ。その足で13日に大阪入りする。金沢監督は「過去の東北勢を見ても、自分たちの野球ができて初戦突破すれば快進撃する。とにかく初戦が大事」と力を込めた。

 右本格派の下沖、同じく小林寛(2年)、左腕六埜雅司(同)の3本柱は全国屈指。夏の甲子園は4度出場しベスト4が1回、ベスト8が2回だが、過去3度のセンバツは初戦敗退。夏に強い光星学院が「春も強い光星学院」に脱皮する。【北村宏平】