袋井商が33年ぶり県切符/高校野球
<高校野球・春季静岡県大会:袋井商3-1浜松開誠館>◇4日◇掛川球場ほか◇東、西部3回戦、中部準々決勝
西部地区では、袋井商が浜松開誠館を3-1で下して、76年以来33年ぶり2度目の県大会出場を決めた。エース藤本雅紀投手(3年)が制球に苦しみながらも被安打2、毎回14奪三振の快投で、相手に付け入るすきを与えなかった。東部地区では、吉原商が6-5で沼津城北に競り勝ち、31年ぶり4度目の県切符を手にした。この日で県大会に出場する全25校が出そろった。
最後は直球1本だった。この日14個目の三振を奪った瞬間、袋井商・藤本は満面の笑みを浮かべた。5回まで無安打投球。6回に連打で1点を失ったが、終わって見れば被安打はその2本だけ。毎回奪三振のおまけ付きで、33年ぶりの春県切符を手にして「そんなに行ってなかったんですか。意外ですね」と喜んだ。
昨夏に8者連続三振を記録するなど最速140キロを誇る快速右腕も、立ち上がりは苦しんだ。前夜は緊張から布団に入っても午前2時まで眠れない。その影響で、4回まで2四球3死球。増田昭仁監督(45)も「球数が多く、苦しい試合になった」。だが、味方を信じて我慢。初回の大場龍之介捕手(3年)の2点適時打に加え、6回に福田力也中堅手(3年)の適時打が出て、やっと楽になった。
就任して10年以上になる増田監督は「最初の春は部員が11人だけ。私がサインを出しながら、ボールボーイやスコアをつけていた」と昔を振り返った。苦節を経て手にした2度目の春。同じく県大会に出場した昨秋は初戦で敗れただけに、藤本は「秋は県大会が目標だったけど、今回は東海大会に行くのが目標。常葉学園菊川と戦いたい」と掲げた。【今村健人】
[2009年4月5日11時45分 紙面から]
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