<高校野球・春季東北大会:八戸西7-2花巻東>◇6日◇2回戦◇福島市・信夫ケ丘球場

 センバツ準優勝の花巻東(岩手)は、エース菊池雄星(3年)を温存し八戸西(青森)に2-7で敗れ初戦で姿を消した。

 マウンドであれほど感情をあらわにする菊池が、敗戦をベンチで、冷静に受け止めた。先発は吉田陵(2年)。佐々木洋監督(33)は温存の意図を「夏は菊池以外の投手が必要」と説明した。4回を終わって1-6。この時点で佐々木監督から「接戦になったらいくぞ」と伝えられたが、プロ注目152キロ左腕の登板はなかった。

 センバツ準優勝後も菊池はチームを引き締め、東北大会も優勝を誓い自信満々で臨んだはずだった。それが「1球の怖さ、自分たちの実力のなさ」を知る機会となってしまった。「明日からチーム内で(意見を)言い合いながら練習していきます。(吉田には)3年生の思いを背負ってマウンドに立ってほしい」と奮起を促した。自身の夏への課題は「コントロール」。再び甲子園のマウンドで雄たけびを上げるために、敗戦のショックで立ち止まるわけにはいかない。