花巻東(岩手)の最速155キロ左腕、菊池雄星投手(3年)が、25日に注目される希望進路を表明することになった。午前11時から花巻市内の学校で記者会見を開き、国内志望を表明する見込みだ。29日のドラフトで国内球団から1位指名を受ける状況が確実だが、菊池は12球団OKの姿勢を見せている。

 23日は花巻市内で市民栄誉賞の表彰式に出席した。市民との交流会では、約1100人の地元住民を前に「ちょっとニキビが増えてきたので…」と悩める胸中を明かした。一方で「どこのユニホームを着るか分からないですけど、花巻東のユニホームが一番です。最高の3年間でした」とも話し、会場を沸かせた。将来的な夢にメジャーリーガーを掲げるが、周囲も勧める日本球界への道を選ぶ模様。佐々木洋監督(34)や両親とも話し合いの上、最終的に決断を下すことになる。