夏の甲子園連覇を狙う高校野球の名門中京大中京(愛知)の大藤敏行監督(48)が今夏限りで退任することが17日、分かった。地元の複数の関係者が「学園側の意向で、今夏が区切りとなったようだ」と明かした。高校、大学を統括する学校法人梅村学園が世代交代を断行。後任には97年センバツ準優勝時の主将だった高橋源一郎コーチ(29)が昇格する方向。OBの大藤監督は中京大を卒業後に静岡・静清工(現静清)のコーチを務め、28歳だった90年に同校監督に就任した。熱意ある指導で名門を復活させ、昨夏は43年ぶりの全国制覇を成し遂げた。