<全国高校野球選手権:唐津商9-4古川工>◇8日◇1回戦

 「がばいエース」が152キロで甲子園デビューを果たした。プロ注目の唐津商(佐賀)のエース北方悠誠(ゆうじょう)投手(3年)が、古川工(宮城)との対戦で1球目にいきなり今大会最速タイとなる152キロをマーク。公立校の投手としては、夏の甲子園で最速記録となった。その後も150キロ台の速球で押し、4失点しながらも毎回の13奪三振で完投勝利を挙げた。<北方悠誠略歴>◆生まれ

 1994年(平6)1月25日、佐賀県唐津市生まれ。◆球歴

 小2のとき「湊マリーンズ」で野球を始め遊撃手。湊中では遊撃手、投手を兼任。◆本格派

 入学時は130キロ台だったが2年秋の県大会で149キロを計測。今夏の佐賀大会準々決勝で151キロをマーク。縦横のスライダー、カーブ、カットボール、フォークも操る。◆鉄腕

 佐賀大会では準々決勝の引き分け再試合を含む6試合で57イニング888球を投げた。準々決勝は延長15回と翌日の9回を完投し2日で418球。◆奪三振

 佐賀大会6試合中5試合で2ケタ奪三振。◆サイズ

 180センチ、80キロ。◆投打

 右投げ右打ち。