<高校野球秋季岩手大会:花巻東6-0一関学院>◇決勝◇28日

 花巻東が3季連続優勝で、岩手の頂点に立った。骨端線損傷で登板回避中のエース大谷翔平(2年)が、7回表1死一、二塁から代打で登場。ファウル後の2球目を鮮やかに右前へ運び、6点目をもたらした。「離脱で負担をかけた仲間がつくってくれた好機。絶対に打ちたかったし、楽しかった」と久々の活躍に笑顔を見せた。

 佐々木洋監督(36)は試合前、東北大会の仮想やぐらに各県の第1代表を書き入れ「1位通過の必要性を説明してから決勝に臨ませました」。期待に応えた左腕の小原大樹(2年)は、今夏に続く2季連続の「決勝戦完封勝利」を収めた。