<高校野球秋季関東大会:高崎健康福祉大高崎4-3明秀学園日立>◇25日◇1回戦◇QVCマリン

 今夏の甲子園で4試合26盗塁を記録した高崎健康福祉大高崎(群馬)が、けん制死4個と足を封じられながら8強に進出した。ロッテから7位指名を受けた脇本直人外野手(3年)が観戦する中、明秀学園日立(茨城)を破り、来春センバツ出場に向けて発進した。

 高崎健康福祉大高崎は2回無死一塁、4回無死一塁など4度のけん制死で、今夏の甲子園でチーム盗塁数の大会記録に3個と迫った機動力が封じられた。青柳博文監督(42)は「ミスが多くて、秋は(チームスローガン)『機動破壊』がなかなかできない。春までうちの野球は完成度が低い」と言った。それでも2盗塁を絡めて、逆転勝ち。脇本が指名されたロッテの本拠地での試合で、柘植世那主将(2年)は「脇本さんへのお祝いで、この球場で勝てて良かった」と喜んだ。