今秋のドラフト上位候補、東海大相模(神奈川)一二三(ひふみ)慎太投手(2年)が今季初戦を2回1失点でスタートした。第82回選抜高校野球大会(21日~12日間、甲子園)に向けた練習試合が8日、解禁され、山梨・甲府市で山梨学院大付と対戦した。先発した一二三は42球を投げ、最速140キロで3安打1奪三振。試合は3-6で敗れた。「初回の入りが悪いのは課題。(収穫は)0に近い」と厳しかった。

 変化球主体の投球で、1回は30球を要して1失点した。140キロ台は1球だけで「もっと真っすぐで押したかった」と反省。2月後半は4日間で1400球の投げ込みを行った。降板後はすぐに球場を去り、体のケアに向かった。9日の東海大戦も先発する。