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広陵中田本領発揮!7回0封/広島大会

ピンチを切り抜け、雄たけびを上げる広陵・中田(撮影・倉掛優一)
ピンチを切り抜け、雄たけびを上げる広陵・中田(撮影・倉掛優一)

<高校野球広島大会:広陵5-1広島新庄>◇19日◇4回戦

 プロ注目右腕、広陵中田廉(3年)が本領を発揮した。優勝候補筆頭の広陵は、先発中田の活躍もあり広島新庄を5-1で下し8強進出。いよいよ20日、4強の座をかけて名門広島商との大一番に臨む。

 わずか3日で汚名を返上した。森宗順平(3年)前田貴史(3年)とともに広陵3本柱の中田が先発し、7回2安打無失点。今大会初登板だった16日の呉昭和戦では3回6安打4失点(自責点4)と崩れただけに、雪辱戦でもあった。「初戦(呉昭和戦)はみんなに迷惑をかけた」(中田)。

 186センチ、76キロの大型右腕が初回から容赦なく飛ばす。現在進行形で最速更新中の真っすぐと、切れ味抜群のスライダーで宮村、岡田、六信を3連続三振に仕留める貫禄(かんろく)の立ち上がり。大会に入って覚えた“魔球”も要所で投じた。2回の若木との対戦。「打てるもんなら打ってみろ」(中田)とばかりに超スローボールをミットに投げ込んだ。そして直後の真っすぐで難なく三ゴロに。推定70キロの速度差を楽しむ大物ぶりを見せつけた。

 最大のピンチも気合で乗り切った。5回、先頭の若木に痛恨の三塁打。同点の危機を空振り三振と連続内野ゴロで仕留めた。中田のリズムが攻守に好影響を及ぼし、終わってみれば5-1勝利。「完投したかったけど…。(中継ぎの)前田に感謝です」(中田)。

 小学校時に抱いたプロの夢へとつながる勝利だ。7球団17人のスカウトが見守った前日の広島市工戦は登板機会なし。この日も、多くの関係者が見守る中での力投に、横浜堀井スカウトは「十分に合格点ですよ」とうなった。「誰が投げても安心」(林竜希主将=3年)と盤石の態勢に突入した広陵が、名門広島商と対戦する。【佐藤貴洋】

 [2008年7月20日12時28分 紙面から]



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