常葉菊川・町田が奮起「俺が打つ」
全国高校野球選手権(甲子園)に出場している常葉学園菊川は13日、2年連続の8強入りを懸け3回戦で倉敷商(岡山)と対戦する。11日は最高35・7度の猛暑の中、豊中市の豊中ローズ球場で約2時間の練習。初戦で無安打だった3番町田友潤二塁手(3年)は、昨夏の甲子園準決勝で敗れた広陵(広島)の選手たちから刺激を受け、3回戦での奮起を誓った。
体力、気力を充電した町田が、倉敷商戦で巻き返す。この日の豊中市の最高気温は35・7度。グラウンドレベルでの体感温度は、さらに高かった。猛暑の中での練習。ぐったりモードの選手が多い中、町田が元気いっぱいに軽快な動きを見せた。前日のチーム練習は完全オフ。カラオケやゲームセンターに繰り出すナインとは別に、終日ホテルで休養していた。ホースで水を浴びてから練習に臨む工夫もあり「今日は余裕です。動けました」と笑顔を見せた。
刺激材料があった。常葉菊川の練習後、同球場では次に広陵が練習。入れ替え時のわずか数分だが、林竜希主将(3年)らと会話をした。広陵は昨夏の準決勝で敗れた相手で、町田にとって「守備がしっかりしていて、いい意味で嫌。目標とするチーム」だ。全国大会で勝利を積み重ねるごとに、目標視できるチームが少なくなっている。尊敬する広陵を目の当たりにし、あらためて向上心がわいてきた。
2日の開会式では、以前からメール友達の広陵・上本崇司遊撃手(3年)と交流し「振りやすい」という重心が手元に近いバットを勧められた。同モデルのバットを使用した初戦では3打数無安打に終わったが「感じはいい。(球は)とらえている」と手応えをつかんでいる。上本からは「打てよ」とメールを受けた。友人の期待に応えるためにも、倉敷商戦では爆発したいところだ。
エース戸狩聡希(3年)が万全ではないことは、野手陣も承知している。「打たないと」。淡々と仕事をこなす職人肌の町田は、静かに闘志を燃やしている。【斎藤直樹】
[2008年8月12日10時45分 紙面から]
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