帝京が東海大菅生に8-5でサヨナラ勝利し、2年連続15度目の優勝を果たした。4-5の9回から同点に追いつき、5番富浜琉心(りゅうしん)内野手(3年)の劇的3ランで試合を決めた。昨秋のブロック予選敗退から、長打力向上に着手。低反発バットにも負けないフィジカル強化の成果を発揮した。決勝に進出した2校は、春季関東大会(5月18~21、25、26日、群馬)に出場する。

   ◇   ◇   ◇

東海大菅生はサヨナラ負けで5年ぶりの優勝を逃した。

先発には元ヤクルトの宮本慎也氏(53=日刊スポーツ評論家)の長男、エース宮本恭佑投手(3年)が今大会初登板し、2回1/3を3失点(自責2)。7回に勝ち越すと継投で逃げ切りを図ったが、最後は力尽きた。若林弘泰監督(58)は宮本について「しばらく投げてなかったのもありますけど、もう少しピリッとしてほしい。自分のピッチングを出し切っていないというところ」と、夏に向けて本来の投球を期待した。