<高校野球宮城大会>◇29日◇準決勝

 今春センバツに21世紀枠で初出場し4強入りした利府が、姿を消した。決勝進出のいすを東北と争い1-3で敗退。左腕エース塚本峻大(3年)が9回7安打3失点と粘ったが、打線の援護がなかった。塚本は「東北、仙台育英の2強を倒すためにやってきた。悔しい」と号泣。遠藤聖拓主将(3年)も「センバツのことは忘れて取り組んだけど…。勢いの春じゃなく、実力で夏の甲子園に出たかった」と涙を流していた。