カンビンこと菅敏(すが・さとし)です。ユニホームの色をブルーに変えた大谷翔平さんを追いかけ、今年も米国に戻って参りました。パワー全開、スマイル満開の姿をファインダー越しに見られる幸せをかみしめつつ、今シーズンも撮りまくります。このコラムでは、クスッと笑える写真や、旅で起こる楽しいエピソードなどもご紹介しますので、どうぞよろしくお願いします。

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今回のドジャースキャンプの取材ではたくさんビタミンC摂取できました。

アリゾナ州グレンデールのキャンプ地敷地内にはオレンジ、レモンの木の他、私たちが立ち入ることが出来るエリアには鈴なりに実ったグレープフルーツの木々があります。田舎育ちの子供の頃は、よく山でアケビや柿の実を採ってはオヤツ代わりに食べていたので、キャンプインした頃から「甘いのかなぁ、すっぱいのかなぁ ~」とずっと気になっていました。ある日球団セキュリティーのスタッフに聞いてみると「美味しいわよ。私もいつも持って帰ってるんだけど、いっぱい実がなりすぎて落ちて腐ってしまうから、いっぱい食べて」との事。1つとって食べてみると瑞々しくて、酸味がきいた甘さ。辺りにはむいた皮のいい匂いが充満します。いやー、これは美味い!それから毎日、大谷翔平さんの練習前には必ず1個いただいてました。

このグレープフルーツの木は2008年、ドジャースのキャンプ地がフロリダ州ベロビーチからアリゾナ州に移転する際にわざわざ運んできたものだそうです。2007年私にとっても初のフロリダ春季キャンプ取材で、松坂大輔投手のオープン戦登板試合も、翌2008年当時ドジャース所属だった黒田博樹投手の初春季キャンプ取材時にも、ベロビーチで見守ってくれていたあのグレープフルーツの木々。あれから17年経った今、アリゾナで再会できた上に味わえるなんて、感慨深いものがあります。

ありがたい事に、ビタミンCやらカリウムやら栄養満点風邪知らずで健康にキャンプ取材ができたのも、この大地の恵みのお陰です!【カメラマン・菅敏】(ニッカンスポーツ・コム/MLBコラム「カンビンの観たい!撮りたい!伝えたい!」)

ドジャースキャンプ地に実るグレープフルーツ。スタッフさんのお言葉に甘えて頂きます!(撮影・菅敏)
ドジャースキャンプ地に実るグレープフルーツ。スタッフさんのお言葉に甘えて頂きます!(撮影・菅敏)
ドジャースキャンプ地に実るグレープフルーツ。スタッフさんのお言葉に甘えて頂きます!(撮影・菅敏)
ドジャースキャンプ地に実るグレープフルーツ。スタッフさんのお言葉に甘えて頂きます!(撮影・菅敏)
2008年2月15日、フロリダ州ベロビーチでのドジャース春季キャンプ バッテリー組みがキャンプインし、斎藤隆(右から2人目)らと笑顔で話す黒田博樹(撮影・菅敏)
2008年2月15日、フロリダ州ベロビーチでのドジャース春季キャンプ バッテリー組みがキャンプインし、斎藤隆(右から2人目)らと笑顔で話す黒田博樹(撮影・菅敏)
2008年2月15日、ドジャースキャンプ キャンプ初日を終え、記者の質問に答える黒田博樹(撮影・撮影)
2008年2月15日、ドジャースキャンプ キャンプ初日を終え、記者の質問に答える黒田博樹(撮影・撮影)
ドジャース対ジャイアンツ 7回裏ドジャース2死、今季第1号ソロ本塁打を放つ大谷翔平(撮影・菅敏)
ドジャース対ジャイアンツ 7回裏ドジャース2死、今季第1号ソロ本塁打を放つ大谷翔平(撮影・菅敏)