ジャイアンツ青木宣親外野手(33)が“以心伝心”で決勝ホームに滑り込んだ。

 延長11回、先頭打者でこの日4つ目の四球で出塁すると、犠打などで三進。打席に立ったパニックが「ノリなら走れると思った」と初球を一塁方向へスクイズ。青木も「バントをしそうな選手は考えている。自己判断で思い切っていった」と好スタートし、勝ち越しの生還に成功した。試合前にはロイヤルズのリーグ優勝リングが届き、チームメートから即席の授与式で祝ってもらった。(佐藤直子通信員)

 ▼青木が第3~6打席に4連続四球で出塁。1試合3四球は青木も過去3度あり、松井秀、イチロー、福留らも多数記録しているが、1試合4四球は日本人で初めて。松井秀はヤンキース時代の04年8月10~11日に2試合をまたいで4打席連続四球がある。