開幕以来、左太ももの張りで故障者リスト(DL)入りしていたカブス和田毅投手(34)が、今季初先発し、5回途中まで4安打2失点、自己最多となる9奪三振と力投した。

 初回、3回と3者連続三振で仕留めるなど、序盤から快調に飛ばした。

 4回2死から4番J・アップトンに逆転2ランを浴びたものの、5回の攻撃では四球で出塁した後、1番ファウラーの右翼線三塁打で一気に生還。再逆転につなげた。

 5回裏、不運な二塁打と死球でピンチを招き、2死を取ったところで交代。あと「1アウト」で勝利投手の権利を逃し、勝敗は付かなかった。

 球数は69球。

 試合は、カブスが好継投で逃げ切り勝ち。

 試合後の和田は「最後の5回をしっかり終われなかったのは悔しいですけど、チームとしては勝てた。次回は、そういう場面で任せてもらえるように、少しずつ信頼を勝ち取っていければ」と振り返った。