ナ・リーグのワイルドカード(WC)ゲームが行われ、カブス(WC2位)がパイレーツ(WC1位)を退け、地区シリーズ進出を決めた。先発アリエッタが9回4安打、11奪三振で完封。ポストシーズン史上初の「2桁奪三振&無四球完封」で、球団に12年ぶりのプレーオフ勝利をもたらした。

 今季メジャー最多22勝のアリエッタは「誰にもマウンドを譲りたくなかった。若いチームと言われるが、プレースタイルにもろさはない。勝ち抜ける自信があった」と、誇らしげだった。

 打撃陣では新人シュワバーが初回に先制適時打、3回には2ランを放って、エースを援護した。9日に開幕するナ・リーグ地区シリーズで、カージナルスと対戦する。(ピッツバーグ=佐藤直子通信員)