ポスティングシステムでメジャー移籍を目指してきた広島前田健太投手(27)が7日(日本時間8日)、ドジャースと正式契約を交わし、本拠地ドジャースタジアムで記者会見を行った。

 背番号は、広島時代と同じで、かつて黒田が付けた「18」に決まった。

 日米両国報道陣に対し、英語で自己紹介した後、自ら今回の契約の経緯について説明。昨年の身体検査で「イレギュラー(異常)なところがありました」と明かしたうえで、「その中で長期にわたって保証してくれた」と、ド軍入りを決意した裏側を語った。

 異常が見つかった具体的な部位、状態については「ノーコメント」とした一方で、「昨年もシーズンを通して投げた。不安はまったくない。ゼロです。このチームで勝って、シャンパンファイトをしたいです」と、笑顔で抱負を語った。

 契約の詳細は公表されていないが、8年契約で総額2500万ドル(約29億円)の年俸に加え、インセンティブを含めると最大1億2100万ドル(約145億円)の内容となる見込み。