ヤンキース田中将大投手(27)がブルージェイズ戦で今季2度目の先発マウンドに上がり、5回を2失点で勝敗は付かなかった。

 立ち上がりから制球が定まらず、1回に2四球、2回にも先頭に四球、3回には先頭打者の背中にぶつける死球を与えるなどで、メジャー自己最多タイの5四死球を記録。3回に死球の後、連打されて2点を失い、4回は3者凡退に抑えるなど立て直したものの球数がかさみ5回で降板した。

 92球を投げ、3安打5四死球2失点6三振。開幕戦も5回2/3で降板しており、またQS(クオリティー・スタート)達成はならず、今季初白星もお預けとなった。

 しかしチームは田中が降板した後に逆転勝利し、2連勝となった。

 田中は「自分の中では2失点で粘れたというのは、5回までですけど、試合を崩さなかったことは、逆転につながったと思ってますし、そういう投球ができたのは、悪い中でも良かった。決して自分の投げているボールが悪いとは思ってないので、そこは自分の中であまりネガティブにならず、次につなげていきたいと思っています」と話した。