ヤンキースからカブスに移籍した世界最速投手、アロルディス・チャプマン(28)が新天地で鮮烈なデビューを飾った。

 7点リードの9回に3番手で登場し、2三振を奪い3者凡退に封じた。15球のうち13球が自慢のストレートで、すべてが100マイル以上をマーク。最後はこの日最速の103マイル(166キロ)で見逃し三振に仕留めて試合を締めくくった。本拠地を埋め尽くした4万1166人のファンから大歓声を浴びた左腕は「セーブは付かない場面だったけどアドレナリンが出た。ファンの声援がうれしかった」と話した。