元アメリカンフットボールNFLの人気QBで、現在はメッツ傘下1Aコロンビアの一員として大リーグ昇格を目指すティム・ティーボー外野手(29)が、マイナー初打席本塁打に続き、またやった。

 と言っても今度はあまりいただけないプレーだ。米ヤフー電子版によると、ティーボーは16日のフィリーズ傘下レークウッド戦前、スローイングの練習で暴投。ボールをスタンドまで投げ入れてしまった。

 これが、あろうことかダグ・ブラストマンさんというファンの股間を直撃した。ブラストマンさんは「後ろの人が『危ない!』って叫んだんだ。その瞬間、ボールが手すりをすり抜けて、右の睾丸(こうがん)に当たった。直撃だったよ」と振り返る。

 ブラストマンさんは当たった直後、もん絶しながらも「誰だよ、投げたのは?」とかろうじて口にすることができたという。すると後ろの男性が「ティーボーだよ」と教えてくれた。ブラストマンさんは「ヤツがジェッツ時代にもパスを通すことができなかったのを思い出した。野球でもスローイングがダメなのか…」と思ったという。

 ただし試合前練習が終わると、ティーボーはスタンドまで飛んできて謝罪。さらに股間に当たったボールにサインをしてくれたという。野球の技術はともかく、ティーボーがナイスガイだということはあらためて証明された。