【テンピ(米アリゾナ州)15日(日本時間16日)=本間翼、斎藤庸裕】エンゼルス大谷翔平投手(23)が、今キャンプ初めてブルペン入りし、変化球を交えて36球を投げた。日本ハム時代とは違い、20球投げた後に約6分間の休憩を挟む実戦を想定した練習。正捕手のマルドナド相手に投げ込んで「投げられたのはすごいよかったんですけど、内容的にまだまだこれから上げていく必要があるかなと思います」と振り返った。

 今後はフリー打撃に登板するなど実戦練習に移行していく。エプラーGMは「たぶん投手が先」と、23日(日本時間24日)から始まるオープン戦のデビューは、打者よりも投手が早くなる見通しを明かした。大谷は「実戦にどれだけフォーカスして練習していけるか。いい練習ができれば、おのずといい結果が出てくると思っています」。3月29日(同30日)の開幕戦までは6試合前後の登板が予定される。

 投手練習の後のフリー打撃では35スイングで前日より5本多い、12本の柵越え。首脳陣からは「グレートスイング!」の声が飛んだ。「練習の流れも、内容もちょっとずつ慣れてきているけど、もっと詰めていく必要があると思います」と気を引き締めていた。