エンゼルス大谷翔平投手(23)が“メジャーデビュー”した。オープン戦のブルワーズ戦で先発マウンドに上がり、1回1/3を2安打2失点(自責1)。勝負球のフォークで2三振を奪い、米国でも有効な球種になると確認した一方、2イニング目の先頭打者に1発を被弾。先発ローテの一角として生き抜くための、収穫と課題が浮き彫りになった。

 大谷のデビュー戦が行われたアリゾナ州テンピのスタジアムは6019人の観衆で埋め尽くされた。アメリカ中東部のテキサス州ヒューストンから訪れたエンゼルスファンのシェロルさんは、ロサンゼルス在住の友人数人と一緒に観戦。「大谷を見にいこうということで、友達と再会できたし、本当に良かった。今日はまだ最初の登板。エンゼルスには彼が必要よ」と、温かい声援を送っていた。