7月31日にレイズからフィリーズへトレードで移籍したウィルソン・ラモス捕手が、ハムストリングの故障が癒えてようやく6番で新天地初先発を果たし、4打数3安打3打点の大暴れで勝利に貢献した。

 ラモスの3安打は二塁打2本に三塁打1本と、いずれも長打。同選手は「みんなに自分の力を示したかった」と、特別な意気込みで臨んだことを明かし、「メジャーデビューの日と同じように覚えておきたい」と述べた。

 守ってはひざをついたままの送球で二盗を阻止し強肩も披露。試合後にはフィールド上で仲間からクーラーボックスのシャワーを浴び、活躍を祝福された。

 ゲーブ・キャプラー監督はこの日のパフォーマンスについて「フィリーズの攻撃スタイルにはまるし、救援投手陣を落ち着かせてくれる影響力もある」と高く評価した。