<オープン戦:マリナーズ5-3カブス>◇14日(日本時間15日)◇アリゾナ州ピオリア

 「1番・右翼」で出場し、3打数無安打だったカブス福留孝介外野手(33)は2回1死二、三塁の好機で右直。チェンジアップに体勢を崩されながら強い打球をイチローの正面まで飛ばしたが、三塁走者がタッチアップせず「あそこまで飛ばしたんだから、勝負を懸けなきゃ」と不満そうだった。また「外野に打てばいいと思って打席に入ったけど、イチローさんの見せ場をつくったなって感じ。(イチローと再会)やっぱりプレーしているところを見ると、ああイチローさんだなって思うよね」とも話した。

 3試合連続出場のこの日は、4回で交代。右翼席後方にあるロッカーに引き揚げる際は野球界の後輩らしく、イチローに「お先に」と声を掛けた。10年6月の交流戦以来の再会に「相変わらず、お元気そうでしたね」と喜んでいた。