現役最年長の中日山本昌投手(47)が28日、名古屋市港区のボートピア名古屋でトークショーに出演し、松井の引退を惜しんだ。

 「初めて対戦した時は外の球に反応できず、楽な打者が入ってきたと思ったけど、あっという間に手がつけられなくなった。(東京ドームの)ライトスタンド上段に運ばれたのもある」と感慨深げに話した。「彼は9歳下だけど、日本の投手では一番多く対戦した打者かもしれない。打席でのオーラ、雰囲気は別格。日本が生んだ最強の左打者の1人でしょう。メジャーに行く前の最後の対戦で、1試合の全打席で三振を取ったのも思い出ですね。辞めるのは残念だけど、最後の方は相当体がキツかったと思う。お疲れさまと言いたい」。数々の名勝負を生んだスラッガーに感謝していた。