米大リーグは6日、第84回オールスター戦(16日=日本時間17日=ニューヨーク、シティフィールド)の出場選手を発表し、レンジャーズ・ダルビッシュ有投手(26)とマリナーズ・岩隈久志投手(32)がア・リーグの投手部門で選ばれた。ダルビッシュは2年連続2度目、岩隈は初めての選出となった。

 複数の日本選手選出は2008年にマリナーズ・イチロー(現ヤンキース)、カブス福留孝介(現プロ野球阪神)の両外野手が選ばれて以来。

 レッドソックス上原浩治投手(38)は、各リーグ最後の1人を決めるインターネット投票でアの候補に入った。

 投手はファン投票ではなく、選手間投票や監督推薦で決定。ダルビッシュは選考期限までに8勝を挙げ、メジャー最多の151奪三振をマーク。昨年はインターネット投票で選ばれたが、登板機会はなかった。岩隈も7勝を挙げていた。

 ファン投票用紙に名前が入ったヤンキース・イチロー外野手(39)とブルワーズ青木宣親外野手(31)は落選した。

 ファン投票の最多得票はアの一塁手デービス(オリオールズ)の827万2243票。最多得票による初選出は、2001年のイチロー(当時マリナーズ)に続いて2人目。ナ最多はモリーナ捕手(カージナルス)の688万3258票だった。最多の選出は今季限りでの引退を表明しているヤンキースの抑え投手リベラの13度。