メジャー3年目のキャンプインを目前にしたマリナーズ岩隈久志投手(32)が右手中指負傷のため、開幕に間に合わない可能性が生まれた。

 ロサンゼルスで自主トレ中の1月20日ごろ、高めに浮いたボールを追いかけた際に、右中指を誤って防護ネットに引っかけてしまい、第1関節の腱(けん)を損傷した。当初は突き指程度と考えていたが、2月8日にキャンプ地アリゾナ入りした後、10日に指の専門医に腱の損傷と診断され、4~6週間のノースロー調整が言い渡された。骨折はしておらず、現時点では手術の必要はないとみられる。3週間後に再び医師の診断を受ける予定だ。

 岩隈は「少し腱を痛めてしまった。シーズンを通して影響するかもしれないので、今しっかり治して、ということ。今年もやってやろうという気持ちで入ってきた中で、こういう状況になってしまった。チームに迷惑を掛けてしまって申し訳ない気持ち。(照準は開幕?)合わせます」と話した。