<カブス3-4レイズ>◇8日(日本時間9日)◇リグリーフィールド

 カブス和田毅投手(33)が今季5度目の先発に臨み、7回途中を4安打6奪三振1四球で2失点(自責2)で勝敗は付かなかった。防御率は3・25。

 1、2回は走者を背負いながらも、速球とチェンジアップを織り交ぜ、点を与えなかった。1点リードの3回。先頭ジェニングスにフルカウントから低め速球を左翼へ運ばれて同点。その後はカウントを悪くする場面もあったが、4回からリズムを取り戻して、打者12人連続で凡退とした。2-1となった7回にも再びマウンドに戻ったが、先頭ロドリゲスに右翼線三塁打を許した直後、94球でマウンドを下りた。2番手シュリターが和田の残した走者を返して同点となった。

 試合は延長戦にもつれ込み、10回の末、3-4で敗れた。

 打席では、2回2死走者なしで迎えた第1打席に三塁失策で出塁。4回2死一塁の第2打席は空振り三振だった。

 和田は「ホームランを打たれたあたりから変化球も決まり始めた。前回よりはコントロールはよかったと思います。7回、大事なところで詰めの甘さがあったので、まだまだ反省しないといけないですね。レイズの打者は選球眼がいい」と話した。

 藤川球児投手(34)は延長10回に肩を作り始めたが、登板機会はなかった。