右肘の故障から今季中の復帰を目指し順調にリハビリを続けていたヤンキース田中将大投手(25)が、少なくとも1週間は投球練習や試合形式での登板を回避することになった。

 28日(日本時間27日)に実戦形式の登板で49球を投げたが、一夜明けた29日(同30日)、右腕全体に張りが出たため、次のステップを踏む前に強化トレーニングに集中することに決まった。順調なら、次回は9月2日(日本時間3日)に登板を行う予定だったが、キャンセル。同4日まではキャッチボールは行うが、ブルペン入りもしない。田中はチームに帯同し遠征先トロントに来ているが、明日30日にチームを離脱してニューヨークに戻り、本拠地でトレーニングを始める。

 田中はリハビリスケジュールの変更について「(前日の実戦形式の登板は)全然良くなかった。物足りないというか、もう少し強化が必要だっていうのは自分の中で感じたので。これまで段階を踏んできましたけど、誰でも投げ始めとか、段階上がったら張りとか出てくると思うので」と話したが、今季中の復帰を目指すことには前向きだった。