ドジャース大谷翔平投手(29)が、大ブーイングを浴びた第1打席で敵地のファンを騒然とさせる1発を放った。1回1死、右腕バジットの内角スライダーを完璧に捉え、7号先制ソロを右翼スタンドへ運んだ。

ダイヤモンドを回りながらもブーイングを受け、敵地は騒然となった。ブルージェイズは昨オフ、大谷の移籍先候補として最後まで残っていたが、大谷はドジャース移籍を決断。ブ軍が大争奪戦に敗れた。

大谷は毎打席でブーイングを受けることとなったが、トロント在住でブルージェイズファンの3人組が正直な気持ちを明かした。

コンラッド・ブリンクさん(24)は「おそらく、彼がとても素晴らしい選手だから(敵選手として)ファンはそうしているのだと思う。憎たらしいとか、そういうのではないよ。もちろん皆が彼に来て欲しいとは思っていたと思う。突然、うわさが広がって(日本食の)レストランを予約したとか、彼が来るかもしれないってね。獲得できなくて残念だけど、彼はスター選手だから、僕らは見に来ているんだ」と熱く語った。

友人のサム・ミルズさん(23)は「ブーイングを聞くのは嫌だった。僕らは大谷が大好きだからね」と話し、マット・エバンズさん(24)は「彼がまた、ここでピッチングする姿が見たいね」と期待を寄せた。

ブーイングを受けながら、大谷は第1打席でいきなり右越えの本塁打を放った。ブリンクさんは「僕はジェイズのファンだからね。正直、ジェイズに勝ってほしいけど、彼のホームランを見られたのはクールなこと。僕らはスター選手のパフォーマンスを見るためにここに来たんだから」と、温かい言葉をかけていた。

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