マリナーズ・イチロー外野手(37)が日本ハムのドラフト1位斎藤佑樹投手(22=早大)にプラス思考をすすめた。腹痛で練習試合の登板を回避したことについて聞かれ「僕も最初ここのキャンプに来たとき、思い切り腹痛でしたからね。いいんじゃないの。すてきなシーズンの予感がしますね」と笑い飛ばした。オリックス時代の99年にはマリナーズのキャンプに特別参加しながら、外食の際にスペアリブを食べて吐き気と下痢をもよおしオープン戦4試合のうち2試合を欠場。自身の苦い経験からアクシデントを「吉兆」ととらえた。

 19日(日本時間20日)は自身のキャンプ初日だったが「斎藤君の話で終わってることがやっぱり、彼大変だなあと思うよね。スプリングトレーニングの初日、僕の最後の締めくくりが斎藤君の質問で終わったっていう」と、1月に合同自主トレも行った斎藤の話題性にあらためて驚いた様子。「おなか壊したって言ってちょっと休もうと思っていたら大したもんだけどね。ちょっと休みたくなって。それないか」と「新説」も披露していた。