ロッテを自由契約となった渡辺俊介投手(37)が15日、レッドソックスとマイナー契約を結んだことを明かした。12日に渡米し、レ軍の地元ボストンや傘下3Aの本拠地ポータケットを視察。この日帰国し、成田空港で「ボストン・レッドソックスとマイナー契約しました。でもこれがゴールではなく、とにかく結果を出したい」と意気込んだ。

 ただ昇格までの道のりは険しい。通常、NPB経験者ならマイナー契約でも、招待選手でメジャーキャンプに参加できるのが慣例だが、渡辺は招待選手に入らなかった。そのため本格始動は3月上旬のマイナーキャンプから。それでも契約で、メジャーのオープン戦4試合に登板できる機会をもらった。

 代理人の団野村氏は「下手投げがユニークだし、長く日本でやってきた実績が最大の評価。チームがブルペンの強化もしていることもある」と話し、レ軍の期待の高さも感じている。

 契約の際にはレ軍の本拠地フェンウェイパークを訪れた。マウンドには立てなかったが、自軍のロッカールームで契約書にサインした。今季世界一に輝いたチームには上原、田沢の日本人コンビが所属。層は厚いが「MADE

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 JAPANの潜水艦の良さをアピールしたい」。米球界では珍しいサブマリン投法で、メジャー浮上の機会をうかがう。【栗田尚樹】

 ◆メジャーキャンプに招待されなかった例

 NPB出身で米球界挑戦1年目にメジャーキャンプに招待されなかった例は少なく、巨人から08年にレンジャーズとマイナー契約を結んだ前田幸長は招待選手ではなかった。11年に巨人からインディアンスとマイナー契約した村田透も同様だった。またヤンキースとの5年契約最終年(11年)だった井川慶は同キャンプに招待されず、同年メジャー昇格することなくFAとなった。