目指せマッチョ!

 ロイヤルズ青木宣親外野手(32)が14日、沖縄・浦添市内で自主トレを公開し、成績向上のため肉体改造に取り組んでいることを明かした。「ただ打つ、投げるだけじゃ伸びしろはない。技術を上げるには体を変える必要があると、この2年間ですごく感じた」と話した。

 目標は体脂肪率8%キープだ。ブルワーズ時代は10%台だった。「メジャーの選手って太ってる人あまりいないでしょ、ムキムキが多い」。しっかり鍛えて疲労をためず、シーズン162試合を戦い抜ける強靱(きょうじん)な体を作る。

 心肺機能を高めるため、ランニングも増やした。インターバル走を中心に、3分以内の1000メートル走を2本などきつい時間設定で追い込んだ。すべては新天地で世界一になるため。昨季レッドソックスの日本人選手の活躍は闘争心に火を付けた。「もっとステップアップしたい」と、例年よりオフの始動は1カ月早めた。

 ノックやティー打撃など、約4時間にわたって汗を流した。昨季は155試合で171安打、打率2割8分6厘だった。「物足りない。3割、200安打は打ちたい」。1月中は国内で調整する予定。「いい感じできている。今の段階では、いけるんじゃないかと思います」と、自信をみなぎらせた。【鎌田良美】