メジャー球界でも人種差別的な発言が問題化した。メッツのダン・ワーセン投手コーチ(61)が、松坂大輔投手(33)の通訳を務める日系アメリカ人男性に「チャイナマン」と呼び掛けたことが、球団公式サイトでの謝罪に発展したと12日、ニューヨーク・デーリーニューズ電子版が報じた。

 同紙によればワーセン・コーチは10日朝にクラブハウス内で、冗談のつもりで問題の発言をした。これを見ていたウォールストリート・ジャーナル記者が球団に説明を求めたが、回答がなかったため記事化したところ、波紋を呼んだという。12日になり、メ軍は球団ホームページに謝罪文を掲載。同コーチの「ユーモアのつもりだったが、不適切だった」とのコメントとともに、アルダーソンGMの「球団を代表して遺憾に思う」という声明まで発表した。