三塁手候補でレギュラーを争っていた阪神今成亮太内野手(27)が24日、右脇腹の張りを訴えて練習を早退した。DeNAとの練習試合前、打撃練習後に張りを訴えた。そのまま試合には加わらず、宜野座球場を後にした。

 「ちょっと張っているというんで無理はさせませんでした。今日言ってきたので。場所が場所なんで。やってしまうと完全に開幕間に合わなくなるんで、大事を取りました。検査にいったけど、特にどうこうではなく、張りだけなんで、様子を見ていきます」

 和田監督は今成の症状について、こう説明した。昨年9月に筋挫傷を負った場所と同じだったため、大事を取ったという。昨年は9月13日に出場選手登録を抹消され、シーズン中に復帰できなかった。今回は検査も行ったが、張り以外の症状は見られなかった。今後の試合出場などは様子を見て決める方針だという。

 今成は今季、三塁のレギュラー最有力としてキャンプを過ごしてきた。実戦でも非凡な打撃技術と確実性を増した守備を披露していた。順調に開幕へのステップを上がっていただけに、今後が気がかりだ。