侍ジャパン初招集の雄平外野手（３０＝ヤクルト）が逆転勝利の立役者となった。「７番中堅」でフル出場。

　同点に追いついた８回無死一、三塁の場面で、前進守備だった二遊間の間をしぶとく抜ける決勝の適時打を放った。「みんながつないで（直前に）松田さんが初球を打って（同点適時打）。いい流れで打席に入れました」と、謙虚に喜んだ。４回の第２打席は右翼線への二塁打を放ち、代表初安打を記録。４打数２安打１打点の大活躍で、試合後にはヒーローインタビューも受けた。

　守備では２回に中前打の打球処理が緩慢になったところを突かれて二塁打としてしまうなど反省点もあった。「この緊張感の中で、どのくらい自分の持っている力が出せるか。少しでもレベルアップできれば」と、満足することなく気を引き締めていた。